【歯の強さや弱さは遺伝なのか】
おはようございます🌞
ホワイトニングショップです✨
「うちは家系的に歯が弱くて、私も将来入れ歯になるんじゃないかと怖い」
など、思ったことはありますか?
この台詞には2つの勘違いが含まれているように思います。
まず1つ目の勘違いは「歯が弱いから入れ歯になる」ということ。
入れ歯になるということは歯が根っこごとなくなるということです。
歯を根っこごと失う大きな原因の1つが虫歯です。
したがって「歯が弱いから入れ歯になる」のは全くの間違いではありません。
しかし歯を根っこごと失う原因で虫歯と1位の座を争うのは歯周病です。
特に成人では歯周病が虫歯を抜いて第1位を占めます。
歯周病は歯の周りの組織が溶ける病気で、歯そのものが弱いのは関係ありません。
確かに虫歯の治療で歯を削ったりすると、
同じ歯でも人によって硬さが違うと感じることがあります。
でも歯がいくら硬くて強くても、
それを支える歯肉や骨が炎症を起こして溶けてしまっては、歯が抜け落ちてしまいます。
歯を長持ちさせるためには、歯はもちろん、歯周組織も大切のすることが必要なのです。
そして2つ目の勘違いは「歯が弱いのは家系的なもの」ということ。
歯の強さ、硬さは家系や遺伝的要因よりも生まれてから、
または歯が生えてからの後天的要素が強いように思います。
特に虫歯というのは感染症ですので、遺伝とはまた違うといえるのではないでしょうか?
もちろん、歯は母親の胎内にいるときから形成されているので、
母親の栄養状態などにも左右されますが、
それとともに歯が生えた後のケアやメンテナンスの方が大きく影響します。